「2つの結婚式」
教会には一般社会の戸籍に相当する教籍簿というものがあるが、私達の教会の教籍簿の結婚式の欄には、開拓伝道開始以来15年、12件の結婚式しか記載されていない。しかもこのうちの半分は他教会の会堂を借りての挙式であるから、私達の礼拝堂での挙式は15年で6件ぐらいである。これに比して当然老齢化した日系社会を基盤とした教会であるので、葬送式の欄は賑やかである。教籍簿に記載されている信徒が100人足らずの小さい教会にもかかわらず、過去2年で6人の私達の教会の会員を天に送った。
これ以外に教会員以外の葬送式や追悼礼拝も頻繁であるので、教会に居住していた当教会の聖職候補生は「葬送式・追悼礼拝はもう卒業したが、結婚式は実習不足である」と冗談を言っていたが、2000年1月は当の聖職候補生の結婚式(彼のみ他教会の会堂を借りておこなった)を含めてなんと3件もの結婚式があった。その内、2件は私達の会堂においてであった。新しい千年期を迎えて私達の教会も先行きの良い滑り出しといえる。