突然の死亡通知や秋の暮れ 小野周一
残り蚊をためらいつつも打ちたりき 伊東ひろし
女王は漁師の妻やサンバ踏む 峰村マダレーナ
色づきし苺良く知る小鳥たち 内田千代女
第三の人生楽し菊根分け 桜庭ますえ
亡友へ花の一輪菊薫る 滝口水晶山
亡き母の墓に供えし白い菊 渋江安子
土が好き樹が好き小鳥庭が好き 荒井寿恵美
秋の雨犬はしおれて主待つ 山田八重子
とどまって羽ばたきせわし蜂雀 鈴木あや
鳥の声朝の目覚めの爽やかに 栗山みきえ
新涼や水櫛上ぐれば額白し 角田梢
新涼や病人快方食進む 長田如恵
観衆もリズムに乗ってサンバ踏む 高橋月山