ポ語テレビ分からず終ひ春の宵 森部とみ
久々に百姓喜ぶ春の雨 山田八重子
一人居の眠気を誘う春の宵 岩上もとこ
どの店も春のモーダに客を呼ぶ 光田芙美
心足るこの色のよき春の服 宮本フキエ
待つ人のある幸せや春の宵 内田千代女
恋猫の此処を先途の声上げて 栗山みき枝
朧夜や長き灯影の水銀灯 清水昭子
春服を忘れず入れて旅支度 畑野ふき
春の宵母装えば姉の処 桜庭ますえ
桃色に華やぎ外出春の服 見吉昌子
春服を着て心楽しく旅に発つ 吉岡静江
日に日にと緑増し行く木の芽かな 渋江安子
母よりの文濡れて着く春の雨 長田如恵
春の宵暮れるも忘れ遊ぶ子等 峰村靖子
はすかいに傘をさしやりぬ春の雨 高橋月山
蘇りの花咲き出でて病よき 星野瞳
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